いちえふ打ち切り言われた理由?なぜ連載終了･完結したか徹底解説!

「いちえふ」は福島第一原子力発電所で作業員として従事した作者が描いた話題作ですが、「打ち切りで連載終了したのでは？」と言われてしまいます。

 

そんな「いちえふ」は本当に打ち切りなのでしょうか？もしそうだとすれば、打ち切り理由は一体何なのでしょうか？

 

ということで今回は、「いちえふ」の打ち切り理由、なぜ連載を終了をしたのか解説していきます。

 

いちえふ打ち切り言われた理由?なぜ連載終了･完結したのか?

「いちえふ」は一旦完結としているが、完結してそのまま終わった可能性があります。

 

そんな「いちえふ」は福島第一原発、通称1Fの作業員として働いていた作者によるルポマンガで、「モーニング」で2013年10月31日から2015年10月8日まで連載していました。

 

日本財団が主催する「これも学習マンガだ!～世界発見プロジェクト～」にて、2015年10月6日に発表された「学びにつながるマンガ100冊」の1冊（社会部門）に本作が選定されてもいます。

打ち切り理由:詳細に描きすぎたから？

「いちえふ」は福島第一原発、通称1Fの作業員として働いていた作者のリアルな現場の状況を詳細に描いたため、抗議による打ち切りを心配されたようです。

そういえば「いちえふ」の連載がスタートしたのだけど、あまり詳細に描きすぎて東電に身元が割れ、反原発から東電への苦情殺到→東電から請負への指導 の形で打ち切りにされることを懸念している。
前に、職員の個人サイトが反原発の電話攻撃で閉鎖に至った経緯があるからさあ。

— あさくらら（めひかり仙人） (@arthurclaris) November 3, 2013

この詳細な描写が、東電や請負会社にとって都合の悪い事実を露呈させるリスクを孕んでいたため、外部からの圧力がかかる可能性が懸念されています。

 

特に反原発派からの激しい反応が予想され、過去の事例のように電話攻撃や抗議が連載に影響を及ぼす恐れがあったのかもしれませんね。

 

身元が特定されることで東電が請負側に指導を求める形での打ち切りが現実味を帯びており、慎重な対応が求められました。

 

結果として、作品のリアルさが強みであると同時に、連載継続を難しくする要因となり、打ち切りの懸念が強まったと言えるでしょう。

打ち切り理由:逆にリアルに描きすぎて打ち切り追い込んだ？

「いちえふ」は作者のリアルな現場の状況を詳細に描き、自身の体験と比較すると明らかにデマ･脚色した内容の漫画を打ち切り追い込んだともされています。

同時期にモーニングで、原発事故を偏見なく見据えた「いちえふ」が連載していたので、それに話題を全て持っていかれて、打ち切りされてた。

— ☆はる☆ (@2007haru2008) September 8, 2025

福島で取材中、鼻血が出た事例を紹介した「美味しんぼ」って作品が、同時期に連載していた「そばもん」と「いちえふ」に完膚なきまで論破された上に読者にそっぽ向かれて謝罪した上で連載打ち切りになった事実について教えて貰えるかしら、あなたの論が正しいなら謝罪も打ち切りも必要ないはずだけれど

— 名無しほむほむ (@nonameagent) September 3, 2024

このため、「いちえふ」のリアルな描写が「美味しんぼ」のような誇張された内容を際立たせ、読者や関係者の間でその信憑性が問われるきっかけを作ったと考えられています。

 

結果として、「美味しんぼ」が謝罪と打ち切りに追い込まれた一方で、「いちえふ」自身も過剰な注目や批判の対象となり、連載に影響を及ぼした可能性があります。

 

また「福島の視察に行った人が鼻血を出した」といったような自身の体験と比較すると明らかにデマの内容の漫画を掲載した出版社に反応を見る意味で持ち込んでいたので、業界内の緊張感を高め、連載に対する圧力を強めた可能性があります。

 

このようにリアルさが強みでありながらも、業界内での軋轢や圧力を生み出し、間接的に打ち切りを招いた側面があると言えるでしょう。

打ち切り理由:一旦完結としながら…

「いちえふ」は一旦完結としているが、完結から10年以上も経っていることから打ち切り、完結と思われたのかもしれません。

 

2015年に「いちえふ」は一旦完結としているようですが、その後、10年以上にわたって新たな続編や追加エピソードが発表されず、読者の間では事実上の打ち切りとみなされています。

 

当初の完結が一時的なものとして扱われた可能性もあり、作者や出版社が長期的な計画を立てられなかったことが背景にあると考えられます。

 

特に福島第一原発の状況が変化する中で、物語を再開するタイミングを見失った可能性も指摘されており、連載の再開は困難と見られています。

 

この状況下ではファンの期待とは裏腹に「いちえふ」が完結後も進展しないまま放置された形となり、打ち切りの印象が強まったと言えるでしょう。

いちえふ あらすじ

｢メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常｣、そして｢この先何十年かかるともしれない廃炉作業の現実｣を、あくまでも作業員の立場から描写。
｢この職場を福島の大地から消し去るその日まで｣働き続ける作業員たちの日々を記録した、いま日本に暮らすすべての人たちに一度は読んでいただきたい｢労働記｣です。

いちえふ打ち切り言われた理由?なぜ連載終了･完結したか徹底解説!まとめ･感想

「いちえふ」の打ち切りの噂ですが、一旦完結としているが、そのまま完結したと思われます。

 

ただリアルな状況を描きすぎたため、抗議の危険性もあり、他の脚色した漫画との対立もあって打ち切りと思われてしまったかと思われます。

 

しかし、福島第一原子力発電所で労働したリアルな状況を描いた、貴重な情報は今後の人たちにも伝える漫画として十分な役割を果たしたことでしょう。

まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください！きっと面白さを感じてもらえるはずです。

 

 

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