「仮面ライダーX」は人気の仮面ライダーシリーズですが、「打ち切りで終了したのでは?」と言われています。
そんな「仮面ライダーX」は本当に打ち切りなのでしょうか?もしそうだとすれば、打ち切り理由は一体何なのでしょうか?
ということで今回は、「仮面ライダーX」の打ち切り理由、なぜ終了をしたのか解説していきます。
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目次
仮面ライダーX打ち切り理由?なぜ終了したのか?
「仮面ライダーX」は1年間放送されなかったこともあり、結果的には打ち切りと思われます。
そんな「仮面ライダーX」は1974年2月16日から同年10月12日まで、NET系列で毎週土曜19時30分から20時に全35話が放映されました。
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打ち切り理由:深刻な視聴率の低下と番組の路線変更
「仮面ライダーX」が打ち切りと言われる理由は放映開始直後の高い数字をピークとして、視聴率が徐々に下降し続けたことにあります。
放映開始時は注目を集めて良好なスタートを切りましたが、物語が進むにつれて関東・関西の両地域で苦戦が目立つようになり、4月の時点で関西19%、関東16%と厳しい状況に陥りました。
本作は当初、前作までの層より5歳ほど高い年齢層を狙ったハードな人間ドラマを展開していましたが、これがメインの子供たちには「難解すぎる」と判断されてしまいます。
視聴者の関心を引き戻すために、ライバルキャラクターの「アポロガイスト」投入や、恋人の降板、ギリシャ神話モチーフから分かりやすい悪人怪人へのシフトなど、多岐にわたる路線変更が強行されました。
しかし、これらのテコ入れをもってしても全盛期のような圧倒的な数字を回復させるには至らず、最終的には3クール未満の全35話で終了することとなりました。
当時の制作現場では「物足りない視聴率」であったという認識が強く、巻き返しを図るためにシリーズの仕切り直しを余儀なくされたことが事実上の打ち切りと言われる要因です。
打ち切り理由:「腸捻転」の解消に伴うネットチェンジの影響
「仮面ライダーX」が35話という短命で終わった物理的かつ最大の要因は、当時のテレビ業界で起きた「腸捻転(ちょうねんてん)」の解消による放送枠の再編にあります。
ライダーマンを飛ばして仮面ライダーXは改造人間のメカニックな側面を強調して、完全にバッタの緑を排除したデザインとなる。赤、銀、黒でまとまった配色はクールだが番組は苦戦。ただ、Xの短縮にはTVネットワークの腸捻転問題も絡んでいるはふなので、不人気即打ち切りとは限らない。
— ASA (@fusuian) July 16, 2012
「腸捻転」とは関東と関西でネットを組む系列局が現在の形とは逆になっていたねじれ現象のことで、当時はTBS系列の朝日放送(ABC)とNET(現テレビ朝日)系列の毎日放送(MBS)という組み合わせでした。
このねじれを解消するため1975年4月から「仮面ライダー」を制作していた毎日放送は、関東のネット先をNETからTBSへと変更する「ネットチェンジ」を行うことが決定します。
しかし、もし「仮面ライダーX」を3月まで放送し続けると全59話となり、1年を超える長期放送が必要になりますが当時の視聴率の状況ではそこまで番組を維持する体力が残っていませんでした。
一方で、局をまたぐこの大規模な移行期に、物語の途中で放送局が変わる混乱を避けるため、キリの良いタイミングで作品を終わらせる必要が生じました。
結果として、9月末で本作を切り上げ10月から半年間の短期間シリーズとして「仮面ライダーアマゾン」を挟むことで、4月のネットチェンジに新番組を合わせるスケジュールが組まれました。
つまり作品自体の評価以上に、放送局間の巨大な組織改編という「大人の事情」が、物語を途中で打ち切る形での終了を決定づけたのです。
打ち切り理由:スーパーロボット台頭による変身ブームの終焉
「仮面ライダーX」が放送された時期は、社会現象を巻き起こしていた「変身ブーム」が急速に衰退し、子供たちの興味が新たなジャンルへと移り変わる過渡期に当たっていたことも打ち切りの要因なのかもしれません。
あと作品の内容もあるとしても、変身ベルトと仮面ライダースナック(のカード)が人気を支えていたのでそれら次第な面があったり、ライダーブームに触発されて変身ヒーローが増殖して人気も分散、マジンガーZのブレイクでロボットアニメや超合金に子供達の興味が移ったのもX以降の停滞に影響してるかと。
— α×i-R-i’s(一時低浮上) (@idolresolutions) October 8, 2020
同時期には『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』といった強力なロボットアニメが登場し、テレビ雑誌の主役も「仮面ライダー」から「スーパーロボット」へと完全に移り変わっていました。
かつては盤石だった変身ヒーローものに陰りが見え始め、子供たちの流行が3年周期で入れ替わるとされる中で、仮面ライダーというコンテンツ自体が新鮮味を失いつつあったのです。
実際に毎年恒例だった「東映まんがまつり」での新作映画の制作も本作の『五人ライダー対キングダーク』を最後に一度ストップしており、ブームの終焉は明白でした。
時代のニーズが「個人の肉体的な変身」から「巨大なメカニックの操縦」へとシフトしたことで、作品としての求心力を維持することが非常に困難な時代背景がありました。
こうした逆風の中で善戦はしたものの、時代のうねりに抗いきれず、シリーズを継続するためのエネルギーが枯渇してしまったことが打ち切りを招いた大きな背景です。
打ち切り理由:設定の迷走とターゲット層のミスマッチ
「仮面ライダーX」の序盤に用意された大人向けの重厚な設定が、結果として主要な視聴者層である子供たちを遠ざけてしまったことも打ち切りの理由の一つかと思われます。
主人公の父との死別や、恋人の裏切り、瓜二つの女性の謎といったドラマ重視の展開は、当初のコンセプトであった「高年齢層へのアピール」には成功したものの、子供には馴染めませんでした。
またギリシャ神話をモチーフにした「神話怪人」も子供には馴染みがないと判断され、中盤以降は「普通の悪の組織」のような分かりやすい路線へと急激にシフトしました。
組織の背景設定までもが唐突に変更されるなど、終始一貫しないストーリー展開は、作品としてのアイデンティティを不安定にさせ、結果としてファンの定着を阻害しました。
後番組の『仮面ライダーアマゾン』が、本作の「流麗でスマートなヒーロー」とは真逆の「野性的で異形な姿」で制作されたのは、本作の洗練された路線が受け入れられなかった反省によるものです。
意欲的な試みがすべて裏目に出てしまい、作品の方向性を保てなくなったことが、物語を途中で切り上げて次へ進むという判断を後押ししました。
仮面ライダーX打ち切りの要因「腸捻転」解消による後番組『仮面ライダーアマゾン』の影響
本来、番組改編期に合わせて新シリーズを立ち上げるのが通例ですが、ネットチェンジという巨大な組織改編が重なったことで、アマゾンは極めて特殊な制作状況に置かれました。
まず、ネットチェンジのタイミングを1975年4月に固定したため、10月からスタートする次作は半年間という極めて短い放送期間があらかじめ宿命付けられていました。
この急激な番組制作のしわ寄せにより、10月の第1週目からの放送開始が間に合わず、「仮面ライダーアマゾン」はシリーズ最短の全24話という異例の短命に終わることとなりました。
さらに前作である『仮面ライダーX』の洗練されたスマートな路線が視聴率で苦戦した反省から、アマゾンはあえてその真逆をいく「野性的で異形な姿」という極端なコンセプトが採用されました。
このように放送局の都合によるスケジュール調整と、前作の失敗を即座に覆そうとした試行錯誤が重なった結果、アマゾンはライダー史上最も異色で短命な作品となったのです。
いわば『仮面ライダーX』の早期終了と『仮面ライダーアマゾン』の誕生は、当時のテレビ業界の勢力図が塗り替わる激動の中で起きた一続きの出来事であったと言えます。
仮面ライダーX打ち切り理由?なぜ終了したか考察!まとめ・感想
「仮面ライダーX」の打ち切りの噂ですが、話数が少なかったこともあり、結果的に打ち切りと思われます。
ただ視聴率の低下や人気がなくなったという単純な理由ではなく、当時の放送局の問題である「腸捻転」解消などが関わっている不遇の作品であるようです。
しかし、深海開発用サイボーグという野心的な設定や、父と子の絆を描いた重厚なストーリーは、今なお昭和ライダーにおける異色作として語り継がれています。
まだ見たことがない方は、ぜひ一度見てください!きっと面白さを感じてもらえるはずです。
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