どろろアニメ・映画の打ち切り理由?なぜ連載終了・完結したか徹底解説!

漫画原作の「どろろ」はアニメ化もされた人気作品ですが、最近「打ち切りで連載終了したのでは?」という噂が出始めています。

 

そんな「どろろ」連載終了は本当に打ち切りなのでしょうか? もしそうだとすれば、打ち切り理由は一体何なのでしょうか?

 

ということで今回は、「どろろ」の打ち切り理由、なぜ連載を終了をしたのか解説していきます。

どろろアニメ・映画の打ち切り理由?なぜ連載終了・完結したか徹底解説!

「どろろ」は1967年8月から1968年7月に「週刊少年サンデー」に連載した作品ですが、未完で終わっている打ち切り作品のようです。

 

「どろろ」は今では手塚治虫先生の描いた名作の一つですが、連載時は不人気で打ち切りの大きな理由となっています。

打ち切り理由:過激な内容

「どろろ」はダークファンタジー要素が強く、過激な描写や物語が少年誌としては子供には怖すぎたため受け入れたれなかった事が打ち切り理由として考えられます。

 

「どろろ」は百鬼丸と48体の魔物との戦い自分の身体を取り戻す作品ですが、実の父親に捨てられるという生い立ちから始まり、愛する人の死や父との殺し合いなどが描かれます。

 

しかも、最初は目や鼻と全ての部分が欠損した赤子の百鬼丸の姿が描かれたりと、しょっぱなから衝撃的な展開が続くため、当時の読者には受け入れがたい部分も多かったようです。

 

このような暗いテーマや過激な描写は、少年誌の読者層には重すぎると感じられることがありました。

打ち切り理由:少年誌としては暗すぎる物語

「どろろ」はダークファンタジー要素が強く、世界観が暗すぎるも物語で少年誌としては受け入れられにくかったことが、打ち切りの理由の一つと考えられます。

 

少年誌の読者層にとっては、明るい冒険やヒーローものが好まれる傾向があり、「どろろ」のような重厚でシリアスな物語は異質と感じられたのかもしれません。

 

また父親に捨てられる百鬼丸の過酷な生い立ちや命を賭けた戦い、愛する人の喪失などの暗いテーマは、当時の読者には重たすぎる内容だった可能性があります。

 

こうした背景から、少年誌の読者層とのミスマッチが作品の連載継続に影響を与えたのではないかと推測されます。

打ち切り理由:手塚治虫先生が「どろろ」に作業を割けれなかった

「どろろ」の作者の手塚治虫先生は多くの作品を手掛けているため、「どろろ」にリソースを割けずに不人気で打ち切りになったようです。

 

手塚治虫先生は多作で知られ、多くの連載を同時に抱えていたため、一つの作品に十分なリソースを注ぐことが難しかったようです。

 

「どろろ」も例外ではなく連載当時の人気の低迷に加え、他の連載作品との兼ね合いで十分なフォローができなかったことが打ち切りの一因と考えられます。

どろろアニメの打ち切り理由?なぜ途中で完結したか徹底解説!

「どろろ」はアニメ化もされましたが、これも暗すぎる物語に怖い描写と、とても家族向けのTVアニメとは合わずに不人気で打ち切りになったと言われます。

 

もともと原作漫画も打ち切りで物語が途中で終わっていますし、アニメ版も原作の打ち切りに準じた形で物語が完結しなかったため、視聴者から物足りなさを感じられたようです。

 

また当時のアニメは家族で視聴することを前提とした作品が主流だったため、「どろろ」のようなダークで過激な描写を含む作品は、広い視聴者層には受け入れられにくかったと考えられます。

 

その結果、視聴率が振るわず、不人気で打ち切りとなったという噂が広まりました。

 

しかし原作やアニメの暗い世界観と独自性は一部の熱狂的なファンに支持され、後年のリメイク版アニメでは現代の視聴者に合わせたアプローチが取られ、再評価されています。

どろろ映画の打ち切り理由?なぜ途中で完結したか徹底解説!

「どろろ」の映画も未完となっており、24体の魔物が残っているためどろろと共に旅を続けるというところで終わります。

 

映画版のラストシーンでは百鬼丸が自分を捨てた父・醍醐景光と戦って倒すという一区切りはしましたが、その後の魔物との戦いが描かれないまま物語が終わっており、未完の印象を強めています。

 

また百鬼丸が自身の身体を取り戻す旅が核心であるにもかかわらず、映画ではその目的が完全には果たされず、視聴者に余韻を残す形となりました。

 

このような終わり方は物語の余地を感じさせる一方で、続編を期待していたファンにとっては消化不良に感じられる部分もあったようです。

 

映画版は作品の雰囲気やテーマ性をしっかり描いているものの、物語全体の結末が描かれていないため、未完作品・打ち切りとして語られることが多いです。

どろろアニメ・映画の打ち切り理由?なぜ連載終了・完結したか徹底解説!まとめ・感想

「どろろ」の打ち切りの噂ですが、確かに原作漫画は少年誌としては受け入れられずに打ち切りとなってしまったようです。

 

しかし今では手塚治虫先生の名作の一つとして有名であり、アニメも映画化もされた人気作品となっています。

 

そんな「どろろ」はダークファンタジーとして怖さはありますが、サラッと読めますし魅力のある物語で楽しめます。

まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください!きっと面白さを感じてもらえるはずです。

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