
漫画原作の「働きマン」はアニメ化もされた人気作品ですが、「打ち切りで連載終了したのでは?」と言われています。
そんな「働きマン」連載終了は本当に打ち切りなのでしょうか?もしそうだとすれば、打ち切り理由は一体何なのでしょうか?
ということで今回は、「働きマン」の打ち切り理由、なぜ連載を終了したのか解説していきます。
目次
働きマン打ち切り理由?なぜ連載終了・完結したと言われたのか?
「働きマン」は打ち切りではなく2008年から休載中ですが、再開するのが難しいと言われています。
そんな「働きマン」は「モーニング」で2004年から連載し、コミックスの累計部数は400万部を突破している人気作品です。
アニメ化もされており2006年10月から12月まで放送、ドラマ化もされて2007年10月10日から12月19日まで放送されました。
打ち切り理由:病気による長期休載
「働きマン」の作者の安野モヨコ先生はうつ病と慢性疲労症候群という精神的な病気で長期休載したため、このまま打ち切りになったと言われています。
安野モヨコ先生は休載する2008年の時には鬱の診断を受けて10年目で、すでに2~3ヶ月の休載を繰り返し休んでも全く回復しない状態だったのです。
人気漫画家として多くの連載を持ち、エッセイも執筆、責任感が強く、まじめな性格だったため、睡眠時間を削って仕事をしていたのです。
さらに当時の安野モヨコ先生は休むのが下手だったらしく、気分転換に急に海外に行っていたが、心理療法士から「疲れている時に行くのはかえって疲労が溜まるから良くない」と指摘されていました。
その結果、体調はさらに悪化し、創作活動を続けることが困難となり、2008年に「オチビサン」除く全ての連載を休止しました。
※「オチビサン」だけ辞めなかった理由は描いてると癒され、読んでくれたお年寄りや小学生の子のお便りで救われるからとのことです。
復帰を望む声も多かったものの、完結しないまま長期休載が続き、事実上の打ち切りとみなされています。
現在でも正式な再開の発表はなく、ファンの間では未完のまま終わる可能性が高いと考えられています。
打ち切り理由:出版業界が非常に厳しい状況で描けない?
安野モヨコ先生が体調不良から復帰しても「働きマン」を休載する理由は、出版業界が非常に厳しい状況で描くには相当の気力・体力が必要で難しいからです。
働きマン、出版業界が洒落にならないぐらい厳しくなってしまったので迂闊に漫画に出来なくなったという事情で長期休載を余儀なくされてしまったらしいけど面白いから皆読むべき
— neoMIO? (@MIOzockNEO) May 18, 2022
安野モヨコ先生はインタビューにて「働きマン」を続けたいと語ったが、インタビューした2013年時点で出版業界が非常に厳しい状態が続いて物語に出来ないと発言していました。
「正直な感触で言えば、誌面を見ていても、これじゃダメなんじゃないかと思うところがありました」
「主人公の弘子なら、いまの週刊誌の現実を前にしたら、『この雑誌ではダメだ』と思うだろうな、と。でも、だからと言って弘子が雑誌をどう変えるかという話を考えてみても、どうしても、実際にはどうにもならなかったというストーリーにしかならなくて」(安野さん)
安野さんが実際に出版社を取材した際、業界に危機感を持っている人に話を聞かせてもらったそうです。しかし、出版のプロでさえも「どうにもできない構造」があるというのです。
これを漫画にするとなると、相当の気力・体力が必要となってしまいます。業界の行き詰まりの表現は避けて通れないと考えている安野さんにとっては、『働きマン』再開は、非常に難しい業務になるでしょう。同作再開の前に、まず日本の景気回復と、出版社の構造改革を願った方が良いのかもしれません。
「週刊誌の世界の厳しさを描くなら、広い意味では同じ出版業界の一端にいる自分の立ち位置は……とすごい考えてしまう。そういう環境の中で描くのは、かなりむずかしいことだなと思うんです」(安野さん)
引用:https://bookstand.webdoku.jp/news/2013/02/11/100000.html
そんな出版業界が非常に厳しい状態を、主人公の弘子がどう変えるかという話を考えるにはかなり難しく、安野モヨコ先生が描くには相当の気力・体力が必要となります。
そのため「働きマン」を再開するためには、まず日本の景気回復と出版社の構造改革がされていくことが必要なのかもしれません。
しかし現実の出版業界の変化は著しく、かつてのような週刊誌の勢いが戻る保証はありません。
また、安野先生自身が「働きマン」のテーマと現実のギャップを強く意識しているため、単純に物語を再開することは難しい状況です。
今後、出版業界がどのように変化するかによって、再開の可能性も左右されるでしょう。
働きマン あらすじ
28歳独身の松方弘子は、週刊JIDAI編集部の女性編集者である。編集長・上司・同僚たちと一緒に右往左往しながらも良い雑誌を作るために日夜奮闘する。
寝食を忘れ、恋人との逢瀬もままならず、ジレンマに悩み、誰かとぶつかり。
それでもいい仕事をするために、松方弘子は職場、取材、そして自宅で「働きマン」になる。
働きマン打ち切り理由?なぜ連載終了・完結したと言われたか解説!まとめ・感想
「働きマン」は打ち切りではなく休載中ですが、再開するにはかなり高いハードルがあるようです。
体調不良から復帰はしたものの、出版業界が2013年時点で非常に厳しい状況で、それを上手く物語にするにはかなり難しいとのことです。
しかし、2024年には単行本未収録エピソードをまとめて17年ぶり最新刊の5巻が出たりと、少しずつ「働きマン」が動きを見せています。
まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください!きっと面白さを感じてもらえるはずです。
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