ジャンプ打ち切りサバイバルレース(12/2週)!最近の掲載順から見える終了候補を解説!

「週刊少年ジャンプ」は打ち切りサバイバルレースは熾烈なことで有名なため、掲載順位がどうなっているのかどこよりも注目されます。

 

そんな今週の「週刊少年ジャンプ」打ち切りサバイバルレースの中で、掲載順位が下位の打ち切り候補はどれで、なぜ打ち切り候補なのでしょうか？

 

ということで今回は今週の「週刊少年ジャンプ」打ち切りサバイバルレースで掲載順位の下位はどれで、打ち切り候補の理由を解説します。

 

ジャンプ打ち切りサバイバルレース!最近の掲載順から見える終了候補を解説!

作品名	51号	52号	先週	今週
ハルカゼマウンド	19	19	19	20
灯火のオテル	20	18	20	19
鵺の陰陽師	18	–	15	18
ひまてん！	11	14	16	17
カグラバチ	10	15	2	16

 

掲載順ワースト1位:ハルカゼマウンド

 

 

「ハルカゼマウンド」が今週も打ち切りラインから抜け出せない最大の原因は、サムライな主砲やのらりくらりな天才、相手の死神と個性付けはしているものの、それぞれが弱すぎてキャラが勝手に動き出す気配が全くなく、読者の感情を掴めなかった点です。

 

ヒロインが完全に不在で、ただの野球漫画に成り下がってしまい、恋愛や人間関係の軸が消えたことで感情移入のきっかけを失ってしまった可能性があります。

 

チームとしてどういう戦い方をするのか、どこにも特色が見当たらず、前時代的な野球漫画という印象が強くなり、昨今の個性派野球漫画に完全に埋もれてしまった可能性があります。

 

大会トーナメントで2～3回戦あたりに挑発的な天才ラスボスが出てくる展開が、エンバーズでも見た超お約束の打ち切りパターンそのままで、読者に「もう終わりだ」と悟られてしまった可能性があります。

 

一方で、ついに死神が野球ボールを投げる姿が描かれ、ビジュアル的なインパクトはしっかり残り、期待感を少しだけ煽ることに成功しました。

 

本格的な試合が始まる今週は、まだクオリティがちゃんとしており、第1話ほどの引きは薄れたものの、良い試合になる予感が読者を少しだけ繋ぎ止めています。

 

しかし、キャラの沈みと前時代的な戦い方がジャンプのアンケート至上主義の中で致命傷となり、今週も掲載順位下落と打ち切り候補の要因となってしまいました。

 

雛桜高校がこの高スキルチームに勝つ可能性は極めて低いが、物語を進めるためには勝たなければならないという矛盾も、今週の展開に無理やり感を与えてしまいました。

 

初期の熱量が薄れ、ラストバトル前の導入と繋ぎのような話になってしまった今週は、積み上げがあまり感じられない残念さが際立ってしまった一話でした。

掲載順ワースト2位:灯火のオテル

 

 

「灯火のオテル」が今週も打ち切りラインに沈んだ最大の原因は、設定はめちゃくちゃ面白い王道ファンタジーなのに、描写が四コマ漫画のように短く浅く進み、物語の積み上げがほとんど感じられなかった点です。

 

このテンポの悪さが、ラストバトル前の導入と繋ぎ回のような薄い内容に終始し、読者の期待を大きく裏切ってしまいました。

 

クーテーンとスカジのコンビが不死身の敵幹部と戦う展開は単体で見れば最高にかっこいいものの、死体を操る不死身という設定が魔男のイチと完全被りで、絶好調のイチと比べると差別化が全くできておらず、アンケートで完全に負けてしまった印象です。

 

最後のページでオテルが現着するシーンは迫力満点で「これぞジャンプ！」という見せ場だったのに、掲載順位的に「これが最後の輝きだろうな」と読者に悟られてしまい、逆に終わり感を強めてしまった可能性があります。

 

一方で、クーテーンとスカジのコンビ活躍は今週最高にかっこよく、単体話としての完成度は非常に高く、作者のバトル演出力は健在であることを証明しました。

最後のオテル現着もページ跨ぎで見開き級の迫力があり、ビジュアル面ではしっかり読者を沸かせています。

 

しかし、被りと積み上げ不足があまりにも致命的で、ジャンプのアンケート至上主義の中では完全に脱出不可能な状況に追い込まれてしまいました。

 

「設定は面白いのにテンポと描写が…」という今週の評価が、作品の最大の課題をまたしても浮き彫りにしてしまった一話でした。

掲載順ワースト3位:鵺の陰陽師

 

 

「鵺の陰陽師」が今週も打ち切りラインから抜け出せなかった最大の原因は、体育祭でボスクラスの敵が借り物競走や大玉転がし、中ボスクラスが女子ミニスカ50mハードルに出るという異常な悪ノリが勝ちすぎて、「令和にハレンチ運動会って何考えてんだよ！」という醒めが一気に広がった点です。

 

本筋である情報収集のはずがラスボス級まで参戦してしまい、話が全く進んでいない印象が強くなり、読者の我慢が切れた可能性があります。

 

お色気も強すぎてミニスカハードルなど昭和・平成初期レベルの露骨さが目立ち、楽しんでいた読者すら苦手意識に変わってしまった印象です。

 

モブキャラの顔が感情なさそうに見え、血が通っていない違和感が今週も続き、没入感を大きく削いでしまいました。

 

一方で、変な悪役が愛嬌たっぷりで最後のページだけ急にかっこよくなるギャップが炸裂し、好きだった読者にはしっかり届く魅力を見せました。

 

大衆に好かれるかは否でも、刺さる人間には徹底的に刺さる漫画という評価通り、コア層は今週も楽しんでいたようです。

 

しかし、悪ノリと停滞があまりにも勝ちすぎて「醒め」に転じるラインを超えてしまい、ジャンプのアンケート至上主義で致命傷となり、今週の掲載順位下落と打ち切り候補の要因となってしまいました。

ジャンプ打ち切りサバイバルレース(12/2週)!最近の掲載順から見える終了候補を解説!まとめ･感想

今回はワースト1位「ハルカゼマウンド」と2位「灯火のオテル」とまたしても固定で、もうまとめに入っているのではないかと心配されています。

 

そしてワースト3位の「鵺の陰陽師」はお色やシリアスなど何でもありの運動会はファンからは好評だが、好みが分かれる内容で下位に落ち込んでいる可能性があるかと思われます。

 

果たして今後の展開や内容次第で掲載順位にどう影響するのか、挽回できるのか注目です。

次週の動きも引き続きチェックしていきます！

 

 

 

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