小説「気象精霊記」は清水文化先生の人気作品ですが、「打ち切りで連載終了したのでは?」と言われています。
そんな「気象精霊記」は本当に打ち切りなのでしょうか?もしそうだとすれば、打ち切り理由は一体何なのでしょうか?
ということで今回は、「気象精霊記」の打ち切り理由、なぜ連載を終了をしたのか解説していきます。
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目次
気象精霊記の打ち切り問題・理由を分かりやすく!なぜ連載終了・完結したのか?
「気象精霊記」は短編連載である「ぷらくてぃか」から騒動が発展し、「気象精霊記」の本編シリーズ全体に及び、富士見ファンタジア文庫における作品自体の打ち切りを招いてしまいました。
当初のトラブルは雑誌連載枠の継続に関する編集部とイラストレーター間の連絡ミスでしたが、その後の不誠実な対応によって著者と編集部、さらに著者とイラストレーターの関係が修復不可能なレベルまで悪化してしまいました。
著者の清水文化先生はシリーズを継続させるためにイラストレーターの変更を提案しましたが、編集部側が「七瀬葵先生以外での継続は考えられない」と拒否したことで、富士見書房で本編を書き続ける道が完全に閉ざされました。
その結果、物語の続きが書けなくなっただけでなく、清水氏は富士見書房との出版契約そのものを解消し、作品の引き上げを決断することとなったため、シリーズ全体が打ち切られる形となりました。
この騒動がなければ本編シリーズも当時の勢いのまま富士見ファンタジア文庫で完結まで描き切られていた可能性が高く、ファンにとっても非常に悔やまれる結末だったと言えます。
最終的に他社への持ち込みも難航したことで、長期間にわたって本編の新作が世に出ない状況が続きましたが、現在は自費出版のリメイク版によって物語が再始動しています。
このように雑誌連載の一企画における不手際が、人気シリーズ本編の命運を左右する致命的なトラブルへと発展してしまったのが、この問題の本質であると思われます。
2005年11月:短編連載における致命的な連絡ミスが発生
すべての崩壊は、月刊ドラゴンマガジンで連載されていた短編『気象精霊ぷらくてぃか』の継続に関する編集部のミスから始まりました。
編集部は続編『ぷらくてぃかPlus』の開始を、挿絵担当の七瀬葵氏に伝え忘れたまま、著者である清水文化氏にのみ執筆を依頼するという致命的なミスを犯しました。
これにより、仕事を終えたと考えた七瀬氏が他誌で新連載を入れてしまう一方で、清水氏は続編の原稿を書き進めるという、取り返しのつかない状況が生まれました。
2005年12月~2006年2月:不信感の増大と本編打ち切りの予兆
事態を把握した編集部は、清水氏に対して「他言無用の念書」へのサインを求めたり、打ち切りを指示したりするなど、極めて不誠実な対応を繰り返しました。
さらに編集部は、短編のトラブル解決を優先させるあまり、清水氏の主力作品である「本編シリーズ」の刊行スケジュールも後回しにする提案を行いました。
清水氏は作品を守るために奔走しましたが、編集部との対話は噛み合わず、この段階でシリーズ全体の継続に対する不透明感が急速に強まっていきました。
2006年3月~5月:関係決裂と富士見書房版「気象精霊記」の打ち切り
2006年3月、編集部は一方的に打ち切りを決定し、その理由を「作者の体調不良」と偽装しようとしたことで、清水氏の編集部への信頼は完全に消滅しました。
イラストレーターの変更による継続も打診されましたが、編集部が「絵師の変更は認めない」と拒否したため、富士見書房での本編継続は不可能となりました。
短編連載『ぷらくてぃかPlus』が2006年5月号で事実上の打ち切りとなったのと同時に、富士見ファンタジア文庫における「気象精霊記」本編もすべて終了しました。
2006年以降:出版社との契約解消と「作品引き上げ」の苦断
清水氏は担当編集を介さず文庫編集長と直接交渉を行い、富士見書房との出版契約を解除して、自らの作品の権利をすべて引き上げるという決断を下しました。
これによって人気シリーズだった「気象精霊記」は完全に断絶し、清水氏は新天地を求めてHJ文庫へ移籍しましたが、そこでも本編の再開は叶いませんでした。
かつてはアニメ化に近い人気を誇った本編シリーズが、一編集部の連絡ミスと事後対応の拙さによって、物語半ばで葬り去られるという異例の事態となりました。
2014年~現在:自費出版によるリメイクと本編の復活
約7年間にわたり14社もの出版社から出版を断られ続けましたが、清水氏は諦めることなく、2014年からKindleでの自費出版という形で再スタートを切りました。
このリメイク版は、単なる復刊ではなく設定の現代化や追加修正が行われており、長らく打ち切られていた「気象シリーズ」が著者自身の手で再生された瞬間でした。
現在は本編のリメイクだけでなく、未収録だった短編や関連作も刊行されており、かつて編集部のミスで閉ざされた物語が、ようやく完結を目指して動き出しています
気象精霊記の打ち切り問題・理由を分かりやすく!なぜ連載終了・完結したか解説!まとめ・感想
「気象精霊記」の打ち切りの噂ですが、短編連載である「ぷらくてぃか」から発展し、シリーズ自体の打ち切りにまで影響を及ぼしてしまったようです。
富士見ファンタジア文庫内では人気作品の地位を確立していただけに、こういった編集とのトラブルは避けられたはずなので残念でなりません。
しかし、著者の清水文化氏は決して筆を折ることなく、約7年もの歳月をかけて14社に企画を持ち込み続け、作品を守り抜くための孤独な戦いを続けてきました。
その執念は2014年からのKindleによる自費出版という形で実を結び、現在では設定を一新したリメイク版として、かつての読者のもとへ物語が帰還を果たしています。
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