「みえるひと」は「サイレン」で知られる岩代俊明先生のジャンプ初連載作品ですが、「打ち切りで連載終了した」と言われています。
そんな「みえるひと」は本当に打ち切りなのでしょうか?もしそうだとすれば、打ち切り理由は一体何なのでしょうか?
ということで今回は、「みえるひと」の打ち切り理由、なぜ連載を終了をしたのか解説していきます。
目次
みえるひと打ち切り理由!なぜ連載終了・完結したのか?
「みえるひと」は残念ながら打ち切りで完結しました。
そんな「みえるひと」は「週刊少年ジャンプ」で2005年33号から2006年42号まで連載していました。
打ち切り理由:作品全体の“地味さ”がジャンプ内で埋もれた
「みえるひと」は物語のテンポや画風と作品全体の“地味さ”が他の連載作との比較で不利に働いたことです。
まさか令和2年に「みえるひと」の話題でこんな盛り上がると思わんやん??週ジャンだったけど確か当時他が強すぎて地味だったし・・・・さすが厳選された我がフォロワー共なんでも拾ってくれるから大好きだ・・・
— ぽちッ㌠👩🏼 2月14日(土)はバレンタインですね (@HollyhockMiss) January 4, 2021
みえるひと、ビジュアルが地味だったのは弱点だよなぁ。でもこのシンプルさは独自の魅力でもあったと思うんだよな
— 四時 (@4am_park) February 18, 2025
絵柄は線が均一で平坦に見えやすく、勢いやメリハリよりも落ち着いた雰囲気が前に出るため、ジャンプの激しい競争の中で読者の支持を集められず、打ち切りとなった要因です。
特に新連載は“誌面での第一印象”が非常に重要で、初期の段階で強烈なインパクトを残せなかったことが順位面で響いたと考えられます。
幽霊が見える主人公の日常やうたかた荘の設定は独特で魅力的だったものの、画面全体が平坦で活気を感じにくく、線が一定すぎて魅力的な絵に見えにくい印象を与えました。
主人公が眼鏡を外すと魅力が薄くなると指摘されるなど、キャラクターの見た目に訴える力も弱く、人気投票で大きく跳ねるタイプではありませんでした。
また能力名に独自造語を多用しながらも、それが必ずしも格好よさにつながらず、少年漫画特有の“中二的な盛り上がり”がやや弱かった点も読者の定着を妨げました。
世界観が緻密で読めば面白いのに表紙や扉絵でのパワー不足のせいで読まれにくいという、実力と評価が噛み合わない典型例でもあります。
この物語と画風の地味さが読者の目を引けず、ジャンプの読者層に合わず支持拡大を阻み、、打ち切りという結末を避けられなかったと深く分析します。
打ち切り理由:後半のバトル偏重で初期の魅力が薄れた
「みえるひと」は前半のギャグや日常描写が魅力だったものが、後半でバトル路線に急転換したことで持ち味を失い、打ち切り感を強める要因です。
みえるひとは後半はまあ能力バトルかなあ
— 二十歳 (@344gouchi) January 1, 2017
前半では街に潜む幽霊との交流や「うたかた荘」での不思議な日常描写が高い評価を受けており、独創的で温度感のあるエピソードが作品の持ち味として支持されていました。
しかし掲載順位が伸びなかったためか、編集サイドのてこ入れのように後半は急激にバトル展開へ寄せられ、キャラクター同士の対立や大規模な戦いが物語の中心になります。
作者本人が本来得意とする心理描写や世界観の掘り下げよりも戦闘演出に比重が置かれたことで、作者のバトル描写が不得意で迫力に欠け、ただの戦闘が淡白になり、「てこ入れの失敗」と読者は感じてしまったようです。
特にコモンとの戦いでは、バトル表現がジャンプの看板作と比べると迫力不足で、せっかくの設定が十分に生かしきれていない印象が残り、盛り上がりに欠ける展開と受け取られました。
壮大な設定は存在するのに、それを最大限に引き出す前にバトル消化が進んでしまった結果、初期ファンが魅力に感じていた“霊との距離感”や“幻想的な空気”が表現しづらくなりました。
この路線変更により、作品の持ち味と雑誌の方向性のズレが大きくなり、結果的に支持層が分散したことが、連載の寿命を縮めた原因の一つと言えます。
打ち切り理由:能力設定や世界観の説明がやや複雑
「みえるひと」は霊能力の設定が細かく複雑で読者に伝わりにくく、少年漫画らしいシンプルさが欠けていたため、打ち切りと受け止められる要因です。
PSYRENにせよみえるひとにせよ終わってしまう理由が明らか(絵的な問題とか、PSYRENだと話の構造が複雑すぎる+ジャンプの単行本化の速度もあって新規読者の参入が非常に難しい)なんで、岩代先生はほんと早く別の雑誌行かないかなーってずっと思ってるけどどこの雑誌よって言われると…
— ao (@twu03) May 24, 2011
作者は設定をしっかり伝えたい意図があり細部を丁寧に描写していましたが、少年誌では“直感的に理解できる能力”の方が受け入れられやすく、複雑さが読者の入り口を少し狭めていました。
説明そのものは丁寧で世界観の構築力も高かったものの、戦闘シーンが増えるにつれ「設定の補足→技の描写」という構成が続き、スピード感を求める読者とは噛み合いにくい面がありました。
またジャンプでは能力名の語感や見た目の派手さが人気に直結しますが、造語中心の名称は独創的でありつつもキャッチーさに欠け、読者に強い印象を残しにくかったと考えられます。
一方で、この細やかな設定作りは作品の世界観を深くしており、理解した読者には高く評価されているため、長所と短所が紙一重で共存していた点が特徴的です。
ただジャンプ本誌で生き残るためには“わかりやすさ”が最優先になる場面が多く、その環境下では設定の複雑さが不利に働いてしまったと推測されます。
結果として、良質な世界観を持ちながらも、少年誌の読者層に最大限フィットしにくかったことが連載の短命さにつながったと言えます。
打ち切り理由:連載当時のジャンプ作品が強豪揃いだったため
「みえるひと」は連載当時の週刊少年ジャンプが「ONE PIECE」「NARUTO」「BLEACH」などの超人気作が並ぶ激戦区だったため、相対的に埋もれ、打ち切りと受け止められる要因です。
なんで『みえるひと』打ち切りなのよって昨日呟いたんだけど、面白かったけど当時の連載陣がやべえわhttps://t.co/BG4Oc5lvEq pic.twitter.com/K7klGNNVml
— あさき (@asaki_6927) June 10, 2024
「ONE PIECE」「NARUTO」「BLEACH」が看板として誌面を牽引し、「アイシールド21」「銀魂」「テニスの王子様」「DEATH NOTE」など後にアニメ化される大ヒット作が同時期に揃っていました。
サイトの掲載順位データによると「みえるひと」の平均掲載順位は15.95で、これだけを見れば低めに思えますが、当時の環境では埋もれてしまいやすい数字だったと言えます。
作品自体の面白さよりも、同時期のラインナップの強さによって読者アンケートで上位を取りづらい構図があり、内容と評価のギャップが発生しやすい時期でした。
ジャンプの仕組みではアンケート結果が短期的に順位に反映されるため、どれだけ良い方向に育っても序盤で伸び悩むと巻き返しが難しいというハードルがあります。
特に「霊」を扱う作品は当時すでに競合作が多く、設定の独自性は高かったものの“ジャンル単位で目立ちにくい”という不利な状況も存在していました。
そのため「面白かったのに終わった」と感じる読者が多かったように、作品の質ではなく時代や環境が原因になった“不運な打ち切り”の例として語られ続けています。
みえるひと あらすじ
この世には霊が存在する。彼らは生者には見えず、触れられない。
その男明神は、霊と交渉し、時に排除する「案内屋」兼アパート「うたかた荘」の管理人。
怖がり少女、ヒメノと出会い…!?
衝撃のサスペンス&アクションが今、幕を開ける!!
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【PSYREN―サイレン―】
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みえるひと打ち切り理由!なぜ連載終了・完結したか考察!まとめ・感想
「みえるひと」の打ち切りの噂ですが、残念ながら打ち切りになったようです。
魅力的でポテンシャルはありますが、やっぱり地味で、当時は強い作品が多く、幽霊系の作品が多かったのも運が悪かったようですね…
しかし、物語としては伏線を丁寧に回収しつつ締めに向かって進められていたため、「急に終わった」というよりは“ジャンプの掲載順位と時期的な要因で仕方なく畳んだ”という印象が強い作品でもあります。
まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください!きっと面白さを感じてもらえるはずです。
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