ライジングインパクト打ち切り理由!なぜ連載終了･完結したか徹底解説!

漫画「ライジングインパクト」は25年後にアニメ化もされた人気作品ですが、「打ち切りで連載終了した」作品です

 

そんな「ライジングインパクト」の打ち切り理由は一体何なのでしょうか？

 

ということで今回は、「ライジングインパクト」の打ち切り理由、なぜ連載を終了をしたのか解説していきます。

 

ライジングインパクト打ち切り理由!なぜ連載終了･完結したのか?

「ライジングインパクト」は2度も打ち切りになっていますが、なんとか完結しています。

 

そんな「ライジングインパクト」は「週刊少年ジャンプ」にて1998年52号から1999年16号して一度打ち切りになりました。

しかし、反響の大きさから1999年27号から2002年12号まで連載されたが再度打ち切りになりましたが、「赤マルジャンプ』」002年春号に完結編となる読切が掲載されました。

 

それから数十年後にアニメ化を果たし、Netflixより2024年6月から放送を開始しました。

 

打ち切り理由:競合するスポーツ漫画が強すぎる

「ライジングインパクト」連載時の「週刊少年ジャンプ」は、日本で認知度の高い野球漫画「ROOKIES」「Mr.FULLSWING」とサッカー漫画「ホイッスル!」に圧倒的女性支持を持つ「テニスの王子様」と競合が強すぎて打ち切りなったのかと思われます。

突然のライジングインパクトからの連鎖でミスフルが話題になってからの両者が連載されていた頃のジャンプはテニプリやルーキーズやホイッスルもあってスポーツ漫画が多かったですね投稿からの読み切り野球漫画はともかく完全にスルーされている打ち切りバスケ漫画のFakerくん

— ホラー (@Type_Horror) December 8, 2023

まず「ライジングインパクト」が「週刊少年ジャンプ」1998年52号にて連載時、実写ドラマも大ヒットした野球漫画「ROOKIES」にサッカー漫画として成功した「ホイッスル」が同じ年に先んじて連載していました。

 

そして「ROOKIES」は王道の青春野球漫画として人気、「ホイッスル」も認知度の高いサッカーで女性支持を得られて人気とスポーツ漫画としての立ち位置がすでに埋まっていた状態でした。

 

1999年に一度打ち切りして復活して連載したが、同じく日本では認知度がそこまでないテニスで圧倒的な人気を今でも誇る「テニスの王子様」が登場。

 

さらに2001年には野球ギャグ漫画として人気となった「Mr.FULLSWING」が登場とインパクトのあるスポーツ漫画が次々と投入されていきました。

 

 

結果として「ライジングインパクト」はゴルフというマイナースポーツであることに加え、当時の「週刊少年ジャンプ」では珍しかった“マイナースポーツ枠”のポジションも、後発の「テニスの王子様」に奪われてしまいました。

 

最終的に認知度の高いスポーツ漫画を題材にした「ROOKIES」「ホイッスル!」「Mr.FULLSWING」、マイナースポーツ×女性人気という異色枠は「テニスの王子様」にそれぞれ押さえられてしまい、ジャンプ誌面内での居場所を見つけにくい状況にありました。

 

ジャンル的にもタイミング的にも非常に厳しい環境での連載だったことが、打ち切りにつながった大きな要因と考えられます。

 

とはいえ一度打ち切りとなりながらも異例の連載再開を果たしたことは、作品自体が持つ熱量とファンの支持の強さを示しています。

打ち切り理由:ゴルフでのインフレ限界

「ライジングインパクト」はバトル漫画のようなキャラごとの異能力も魅力ですが、どうしてもゴルフだとインフレ限界があって打ち切りになったのかもしれません。

確かライジングインパクトの打ち切りの理由ってガウェインが強くなりすぎて、ゴルフ成立しないみたいなのだったよな…

— RAL★ (@HSARLSU) June 30, 2024

上げようと思えば上限値をどこまでも上げることができるバトル漫画と違い、規定打数以下で勝敗を争うゴルフでコレ以上のインフレは限界だと悟ったかのように打ち切りとなったライジングインパクト。

— みやびあーつ (@miyabiarts) November 11, 2011

8.「ライジングインパクト」
おねショタトンデモゴルフ漫画。最初から異常な能力者が出てきた上に中盤からインフレしまくったけど、最初からのライバルがきちんと最後までライバルしてたのでよかった。2回打ち切りにあっていて、微妙に繋ぎと終わりがヘンテコなのが残念。

— くまざわ??C106はお休み (@kumackpanic) August 27, 2021

ゴルフという競技の性質上、「ホールインワン」や「飛距離〇〇ヤード超え」などのインフレ表現には、どうしても物理的な限界があります。

 

このインフレ問題は、キャラクターの能力が現実のゴルフのルールや競技性を超えてしまい、ストーリーのバランスを崩す原因となったようです。

 

特にガウェインのような圧倒的なパワーを持つキャラクターが登場すると、それ以降の試合が成り立たなくなってしまう危うさが生まれてしまいました。

 

バトル漫画的な派手な展開や異能力描写は魅力的でしたが、リアルなスポーツ描写とのギャップがどんどん広がっていったのです。

 

結果として、ゴルフという枠組みでのインフレ限界が「ライジングインパクト」の終焉を決定づけた一因と言えそうです。

打ち切り理由:ショタ属性はジャンプの受けが悪い

「ライジングインパクト」は「おねショタ属性」がありましたが、当時の「週刊少年ジャンプ」では早く、受けが悪かったのかもしれません。

ジャンプではショタ属性の受けが悪かった RT @tCADE_RX1220: ７つの大罪アニメ化かー
ライジングインパクトからここまで長かったな鈴木央先生
間違いなく実力あるのに週ジャン時代は打ち切りの連続だったし
編集部の見る目が無いのがよく分かる作家のひとり

— K3 (@K3flick) July 28, 2014

ライジングインパクトは

打ち切り→復活→打ち切り→なのに後日談掲載

というジャンプ史上屈指の不屈スポーツ漫画であり、おねショタという当時の人類には早すぎた萌をジャンプで連載するという快挙を成し遂げた少年漫画であり、幼馴染や一途系や家族愛などの純愛を描いた少女漫画でもある稀有な作品

— げっちゅ??7/13西二06b (@geccyuonice) December 8, 2023

当時の「週刊少年ジャンプ」の読者層や編集方針では、ショタ属性やおねショタ要素が主流の好みに合わず、支持を得られなかった可能性が高いです。

 

特に、鈴木央先生の実力を認めつつも、編集部がこのテーマをリスクと見なして打ち切りに踏み切った背景がうかがえます。

 

しかし、後に「七つの大罪」で成功を収めたように、時代が移り読者の嗜好が多様化したことで、こうした要素が再評価される土壌も生まれています。

 

「ライジングインパクト」の不遇な運命は、当時のジャンプの枠組みがまだ受け入れる準備ができていなかったことを示しているのかもしれません。

ライジングインパクトのアニメ最終回はどこまで?原作漫画はどこから?

「ライジングインパクト」のアニメは2期まで放送され、文庫版なら8巻、新装版では7巻まで描かれました。

 

そのため、アニメ2期のその後の物語を見るなら文庫版なら8巻、新装版では7巻から買えばOKです。

 

ライジングインパクト打ち切り理由!なぜ連載終了･完結したか徹底解説!まとめ･感想

「ライジングインパクト」は二度も打ち切りになりましたが、見事に復活して完結までこぎつけました。

 

当時の「週刊少年ジャンプ」は1回目の連載には「ROOKIES」「ホイッスル」がおり、二回目の連載には「テニスの王子様」「Mr.FULLSWING」とライバルが強すぎたのがきつかったのかと思われます。

 

それでも一度打ち切りになった後に異例の復活を果たし、最後まで描き切ったのは、作品のポテンシャルと鈴木央先生の実力ゆえでしょう。

まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください！きっと面白さを感じてもらえるはずです。

 

 

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